さあ!いよいよ運転免許を取ろう!と思い立った時、まずは、お家から近くの自動車学校を検索されるのではないでしょうか。
しかしながら お住まいが人口の多い、都心部なら、もしかしたらお問い合わせが10月の時点でも 卒業は3月過ぎるかも…。という答えが返ってくるかもしれません。
ああ、就職に間に合わない! 大丈夫です。そんな時 合宿免許が時短の心強い味方です!
合宿免許 早い、とか 合宿免許、おススメ というキーワードで検索してみてくださいね。
ネットでお申し込みもよし、お電話で詳しいお話を聞いて 色々確認するのも安心感につながりますね。
多くの人が 一生に一回の合宿免許。
少しの間、知らない土地でのショートステイも自身の経験と思えば 合宿免許もまた違った風景が見えてくるかもしれません。
ドキドキの お申し込みから卒業までの流れを詳しくご紹介させていただきますね。
合宿免許13日間のスケジュール表イメージ
〇月 | 1(初日) | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7(仮免許) | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | |
火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 | ||
1 | 8:40~9:30 | 技能 | 修了検定 | 技能 | 技能 | 技能 | 技能 | |||||||
2 | 9:40~10:30 | 技能 | 技能 | 技能 | 技能 | 技能 | (仮免許) | 技能 | 技能 | 効果測定 | 学科 11 | 技能 | 技能 | |
3 | 10:40~11:30 | 技能 | 技能 | 技能 | 技能 | 技能 | 技能 | 効果測定 | 効果測定 | |||||
昼休み | 11:30~12:30 | 昼休み | ||||||||||||
4 | 12:30~13:20 | 入校 | 学科 2 | 学科 5 | 学科 8 | 効果測定 | 学科 15 | 学科 18 | 学科 21 | 学科 24 | 技能 | 技能 | 卒業検定 | |
5 | 13:30~14:20 | 適性検査 | 学科 3 | 学科 6 | 学科 9 | 効果測定 | 学科 16 | 学科 19 | 学科 22 | 学科 25 | 技能 | 技能 | ||
6 | 14:30~15:20 | 学科 1 | 学科 4 | 学科 7 | 学科 10 | 学科 17 | 学科 20 | 学科 23 | 学科 26 | 効果測定 | ||||
7 | 15:30~16:20 | 技能 | 効果測定 | 技能 | 技能 | 技能 | 原付講習 | |||||||
8 | 16:30~17:20 | 技能 | 効果測定 | 技能 | 原付講習 | |||||||||
夕休み | 17:20~17:50 | 夕休み | ||||||||||||
9 | 17:50~18:40 | 学科 12 | ||||||||||||
10 | 18:50~19:40 | 技能 | 学科 13 | |||||||||||
11 | 19:50~20:40 | 学科 14 |
毎日 かなりの時間を 合宿免許に費やします。
到着初日 手続き 適性検査、学科&技能2時間。
合宿場所への到着は 事前にお部屋には 前の日から入れるかどうか、自動車学校にお問い合わせいたしましょう。
入れるなら、前の日に到着していた方が次の日のハードさを考えたら かなり楽になります。と、いうくらいハードなんですよ。
駅、もしくは空港から自動車学校の用意してくれた送迎バスに乗り込みます。何時に到着するか、あらかじめ打合せ済みなので安心安心。お友達と一緒なら心も弾みます。
入校手続を済ませ、初日から早速技能教習です。
さっき到着したばっかりなのに2時間も乗るの⁉

初日から運転2時間 座学3時間なんて聞いてないよ~
き、きつい…。技能教習の内容:初日
1:安全運転を意識した乗り降りや正しい姿勢が取れること。
2:運転装置の機能や自動車の走行の原理を理解するとともに、各装置の正しい取り扱いができること。
3:正しい操作手順で発信と停止ができる。
4:速度の上げ下げや速度を保つことができる。
2日目 S字 クランク・交通の流れに沿う
2日目。一昨日までハンドルも握ったことのない方も、2日目にはもう小さなS字、クランク(いはゆる脱輪しやすい箇所ですね。)交通の流れに沿った走り方をする。という項目に入ります。4時間目の終わりごろは、練習コースに入られる場合も多いです。
2日目で、場内のコースとはいえ、交通の流れに沿って、というのが感覚的になかなか分かりずらい。
たいていの場合は、脱輪しないかどうかに必死ですが、4時間目が終わるころには 前の教習車が S字で停滞しているときはもう少し待っていた方が良いか、など、2日目ながら外周を回り、狭路を行ったりしているうちに、ほかの教習者との間隔や、アクセルを踏みこんだ時のスピード感覚などが、身についてきます。
2日目の教習内容
2日目の教習内容
5: 直線路や緩いカーブに合わせた走行位置や進路が取れる
6: タイミングの良い発信と力強い加速ができる。
7: 予定した位置に車を停止させることができる。
8: 曲がり具合に応じて走行位置を決め、速度を選ぶことができる。
2日目とは思えないタイトさで、どんどん教習が進みます。
お昼からは、学科3時間。
おや? 一緒に入校したグループは、宿舎に戻って、オンライン学科を受けるみたい。少し休憩してから、受けるんですね。24時間どこでもWi-Fi環境があれば受けられるらしい。私は、対面の方が頭に入りやすいから、対面で受けよう。
新型コロナウィルス蔓延以降、人と人との間隔を取らなくてはいけなくなった事を発端に、学科教習は、オンラインを取り入れる自動車学校も多くなってきました。



明日から模擬テスト受けてください、って言われた。勉強もしなくちゃ。
3日目 交差点 右左折 後退
ここでの後退は、苦手意識が強い、いわゆるバック。1段階でのバックは、「少し下がってみる。」というイメージです。
本格的な方向変換(車庫入れ)は、2段階に入ってからですね。
少し、疲れが出てくる頃です。3日目には1段階の学科も終わり、模擬テストで90点以上を取らなくては、仮免許の試験を受けることができないと言う実感が出てきます。あと、4日後には、カリキュラムを済ませ、仮免許その日に路上に出ると言う現実が見えてきて、焦り始めます。
練習コースの前の練習、と言うイメージでしょうか。それなりに、右折、左折、狙った位置に車を停止させたり、曲具合に応じて速度を選ぶことができる、と言う項目をクリアしなくてはいけません。
7: 予定した予定した位置に車を停止させることができる。
8: 曲がり具合に応じて走行位置を決め、速度を選ぶことができる。
9: 勾配応じて速度とレンジを選ぶことができ、坂の途中で停止し、後退することなく発信することができる。(いわゆる、坂道、発進)
11: 狭い道路において、車両感覚をつかみ、適切な進路と速度を選んで走行ができる。
模擬テスト、仮免許前は 50問で90点以上。1回受かれば良いのですが、何種類もありますので、ひっかけ問題に引っかからないように何回でも練習しておきましょう。
ネットで練習するものもあれば、本番同様、紙でできるところもあります。
これが、なかなかの難所だったりします。まだ3日目でしょう、時間が無さすぎるんですよ…。


4日目 練習コースを経て Aコース Bコースを練習します。
A・B・C コース、呼び名は変わるかもしれませんが 3つのコースを覚えます。
4日目は 主としてAコース、Bコースを覚えます。
この辺りでかなりストレスが溜まってきます。自動車学校に入校以来、はっきり言って何をやるかわからないまま毎日を過ごし、運転、勉強、テストの繰り返し。「あと少しで仮免許試験ですよ~。テストも受かっててくださいね~。」
予め、自動車学校で何を勉強するか、分からずに入校されますし、仮に聞いていたとしても、やってみるまで分からないことも多いですよね。
ともあれ、4日目は コースを覚え、そろそろ模擬テストで 50問で100点のうちの、90点は取れるようになっていなければいけません。
Aコース・Bコースの内容
12 : 道路及び交通の状況に合った通行位置を選ぶことができ、タイミングよく進路を変えることができる。
13: 障害物の状況を早期に読み取り、安全な進路と速度が選べる。
14: 必要な標識、表示を素早く読み取り、それに従った走行ができる。
15: 信号を素早く読み取り、適切な判断により信号に従った走行ができる。
入校されて、4日目で、場内とは言え、ほとんど一般の道路で乗るための 大事な確認、進路変更、一瞬の判断などが、組み込まれています。コースも覚えなくてはいけないし、なかなか辛い時期といえます。
5日目 コースの反復練習、見通しの悪い交差点など。
コースの仕上げに入ります。ただ乗るのではなくて、周りの状況に応じた運転ができるようにならなくてはいけません。
コースを覚えるのにも必死、模擬テストも必死、明後日は仮免許のテスト。精神的にも追い詰められてきますが、勢いでクリアしていきましょう。
こう書いていると、まったく車に乗ったことのない人が、一週間で仮免許の試験を受け、路上に出る、というのは、なかなか無謀なスケジュールだとも言えます。



コースを全部覚えるのがツライ…。
16~18: 交差点とその付近の交通に対する気配りができ、安全な速度と方法で通行できる。
6日目 見極め(A・B・Cコース)、踏切
踏切通過時には停止線に合わせて一時停止し、左右の確認をしてから通過することが求められます。実際、踏切では死亡事故や重傷事故が起こりがちです。踏切を安全に通過するためには、まず直前で確実に一時停止をし、窓を開けて自分の目と耳で左右の安全を確認することが重要です。
20: 踏み切りの通過一時停止と安全確認を確実に行い、速やかに通過することができる。
21 : 急加速ができ、急発進した時直ちに停止できる。
22: 教習効果の確認(見極め)
もちろん、この日までに学科項目1から10を全て終わらせ、模擬テストも、90点以上をとっておかなければなりません。
見極めが終了したら第2段階の学科を受けることができますので、受けられる事も出来ますが、明日の修了検定(仮免許のためのテスト)にそなえて早めの就寝もおススメです。



友達と盛り上がりたいけど、話してたら覚えたこと忘れそうなので早く寝るよ。
7日目 いよいよ修了検定(仮免許)を経て午後からは路上教習!
運転免許を取得すると言うこと自体、全くわからない状態で(おそらく地方の)自動車学校に到着してから、たった1週間で、仮免許試験。
受かれば、その日に路上教習です。
たいていの自動車学校は、朝から検定が行われます。
まず、自動2輪の検定が行われる場合、自動2輪を先に済ませて、普通車の検定を行う場合が多いです。
よくある質問ですが、技能が落ちたらどうなるんですか?と言う質問です。
それは、技能が落ちたら、補修時間を1時間受けなくてはいけないので、次の検定日まで、待たなくてはなりません。



帰りの切符を予約するか否か…。
これが1つの山場ですね。合宿免許は、入校から卒業までのスケジュールを決められているので、これを落とすわけにはいけません。
受かる前提に、お話を進めますが、技能教習が受かったら、次は学科試験です。学科試験も、模擬テスト同様、90点以上で合格です。単純に考えたら、模擬テストで一回、仮免許の日に一回で、50問のテストは、合計2回、90点以上を取らなくてはいけません。
技能検定70点以上。学科検定90点以で、修了検定合格となります。
これで晴れて仮免許です。
検定が終わるのは大体11時半ごろでしょうか。
その日に路上教習に出るわけなんですが、この仮免許の日が、自動車学校の合宿免許の中で、1番きつい日だと思われます。
路上教習も、間違いなく自分がハンドルを握って外に出ます!
改めて考えてみたら、すごいですよね。
仮免許初日の教習について
仮免許初日の教習について
1 : 場内コースと、実際の道路の違いを理解するとともに、路上運転をするにあたっての点検、準備を確実に行うことができる(ボンネットの中の説明など)
そういえば 昭和のころは ミッション車が多く、車で出勤前のお父さんのルーティンといえば、ボンネットを開けての、中の点検、エンジンオイル、ラジエーターの水など、オイルを足したり…。余談ですがその光景もめっきり見かけなくなりました。
2: 交通の流れに機敏かつ安全に入ることができ、流れに合わせた速度を選び、適切な車間距離をとることができる。
3: 道路の形状に合わせて適切な通行位置を選べる。
4: 交通の状況を的確に読み取り。タイミングよく進路変更ができる。
8日目 仮免許を乗り越え 中盤へ。ひたすら路上を走ります。
仮免許練習中。プレートを掲げながらの路上教習です。
プレートを掲げているとは言え、ベテランドライバーと同じ道を走るのですから、いろいろな場面に出くわします。
学科で習った黄点滅の信号、路上駐車の避け方、もしかしたら、夜間教習の場合、無灯火の自転車の見えづらさに驚くかも知れません。
地方の知らない道を走りますが、何回も走っているうちに覚えていきます。
交通ルールを守りつつ、周りの車と同じように走る。特に速度は守っている車ばかりではありませんので、初心者には戸惑いの連続です。
第二段階の学科も、16時間ありますので、3時間づつ受けられるのが理想ですね。
5: 信号・標識・表示等的確に読取り、適切に対応できる。
6: 交差点とその付近の交通に対する気配りができ、安全な速度と方法で通行できる。
7 : 歩行者、自転車の動きを的確に読み取り、安全に通行させるための気配りができる。
9日目:路上教習も3日目となり、ほとんど免許取得後の感覚に近い内容の教習項目となります
自動車学校の路上教習が3日目に入ると、それなりに道路に慣れてくるものです。
進路変更のタイミングを正確に把握し、障害物の状況を素早く読み取る必要があります。
また、様々な標識や表示にも迅速に対応できなければなりません。
これらのスキルを習得することによって、運転者はより安全でスムーズな運転ができるようになります。
教習生は常に注意を払い、教官の指示に従うよう心がける必要があります。
8: 曲具合に応じて走行位置を決め、速度を選ぶことができる。
9: 道路や交通の状況に応じて、駐•停車ができる。
この時点でそろそろ模擬テストを…。と、促されます。疲れはMax!
10日目 方向変換 縦列駐車 初心者の苦手項目かも。
方向変換(いはゆる車庫入れ) 縦列駐車、急ブレーキの項目を行います。
方向変換や縦列駐車は初心者にとってもドキドキものです。
現実に車に乗るようになって一番心配なのは混んでいる駐車場です。
一つの駐車スペースしかなく、後ろには待っている車もいる場合は焦りますよね。
こういった状況にも慣れるためには練習が必要です。自信を持って、焦らずに乗り切りましょう。
10 :駐・停車場所に合わせた駐・停車ができる。
11:早い速度からの急ブレーキによる停止及び危険の回避等ができるとともに、道路形状に合った速度が選べる。
11日目 いよいよ終盤です 自主経路設定
合宿免許の心情的には、あと少しで○○県ともお別れ、解放感もありながら、もう2度と来ることはないかもしれないと思うと、名残惜しいような。
教習的には 自主経路設定と言います、その名の通り、自身で行く道を設定し、運転します。
そう聞くと、「地元じゃないから 道、知らない!」と ネガティブ気分になりますが、大丈夫です。
それまでの4日間、およそ12時間の間に それなりに道も覚えることが出来ています。運転免許がなく、助手席に乗っているのみの時と違い、教習とは言え 自分自身でハンドルを握って道を走っているわけですから。脳にインプットされているので、それが 教習前とは違うところです。
12 : 自主的に走行経路を設定し、他の交通に気配りをしながら主体的な運転ができる。
13: 他の交通との関わりにおける危険を的確に予測し、危険を回避する運転行動を選べる。
12日目 高速教習
実感としては、ついにここまで…。まさに感無量。
おおげさに思うかもしれませんが合宿免許という非日常的な生活において いよいよ卒業検定までのカウントダウンが始まるというのは特別な感情です。ハンドル握ったことのなかった自分が 何と今日は、高速教習なんて!
高速のインターが、遠い場合はシミュレーションで行いますが、たいていの場合が実車です。
お問い合わせするのも良いかもしれません。
多くはペアで、2人で自主経路を復習しながらの2時間教習が多いですね。


余談ですが、合宿免許11日目、自主経路、高速教習を受けられるタイミングでは、学科を終了し、模擬テストも90点以上取られていることが理想です。
教習が、朝からならば、お昼からの時間が空きますので、こちらのタイミングで、せっかく知らない土地に来られたのだから、観光地に足を運び、美味しいものをいただくのものも良い思い出になりますね。
それまでに、違うグループの方とかと仲良くなったりして。自動車学校のサイドが、オプショナルツアーなど構えていてくれる場合も多いですよ。
14: 高速走行の特性を知り、高速道路において安全に運転でき
13日目 集大成 見極め! そして卒業検定! 大きく成長して帰路に就く。
15: 地域特性等から見て、必要性の高い運転技能を習得する。
16: 教習効果の確認(見極め)
地域特性。こちらは自動車学校の場所によって違ってきます。
合宿校は、田舎が多いですので、山道、カーブの練習が多いですね。
見極めは 最後の1時間。
検定は縦列か方向変換のどちらか一つですが、見極めはどちらも出来るようになっていなくてはなりません。
卒業検定!そして 帰路につきます。
怒涛の13日間。
お疲れ様でした。
合宿免許に来られて、途中
「13日で免許取るのは無理。」
「こんなにきついと思はなかった」
「スケジュール表よく見ておけばよかった…。予約の時点で聞いてなかった!」
というネガティブ・キャンペーンも 合格の発表とともにどこかに飛んでいきます。
お家に帰れる喜びと、教習の終わった開放感で 本当に皆さん良い表情になられてます。
お家の方も大喜び、お土産買ったり、さっそく免許取得後のドライブの計画を立てたりと楽しいことばかり。
合宿免許をやり切った充実感も自信となり、入校前とは違う自分になってるような気がして。
あなたも合宿免許で違う自分と出会ってみませんか?